2008年7月13日 星期日

07/10 「おれん」にも市民権を

冬、台灣に来る日本人観光客がよく聞く質問の一つに「黒輪」がある。「黒輪」って何ですか?食べ物ですか?少し中国語を勉強した人は「ヘールン」と発音してみるがさっぱり分からない。実はこれは台灣語で発音漢字を当てたもので「オーレン」なのである。どこかで聞いたような言葉だなあと思われる方もいるだろう。そう、「おでん」なのである。台灣語には’で‘の発音がないから近似音で「おれん」と聞き、それに台湾語の黒(オー)と輪(レン)をあてた。それが字も発音も定着してしまった、つまり立派な市民権を獲得したわけだ。
ところで、博多のレポートを見ていたら、博多では「うどん」を「うろん」ということが報じられていた。台灣でもうどんをうろんという人が少なくない。おでんをおれんというのと同じ伝である。
博多で「うろん」が通用しているならば、台灣でも「おれん」が正式な市民権を得てもいいではないか、と思った。 

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